データ連携の一般的な方法とは

データ連携の一般的な方法とは

データ連携、という言葉を、最近よく聞くようになってきました。とても大きい量のデータが、毎日休むことなく送られている高度情報化社会においては、データ連携は必須です。しかし、データ連携にはいくつかの種類があります。では、どのような種類があるのでしょうか。

データ連携の種類

最も一般的な方法は、一対一で、データを同期するようなプログラムを作る、という方法です。あるデータを、自社に置いてあるデータベース、つまりオンプレミスと、クラウドに、一対一で同期したり、ある端末のデータを、クラウドに一対一で同期したり、ということで、データ連携できます。IoT関連のことを行っている場所では、IoTにもデータを送ることがあるでしょう。この方法は、とてもシンプルな機能であり、複雑性がないため、システムを作るのも難しくなく、低いコストで作ることができます。

他に、ETLツールを使う、という方法があります。ETLツールとは、様々なところからデータを収集して、そのデータをわかりやすい形にして、みんなで使える共通のデータベースに保存する、というものです。つまり、オンプレミスやクラウドのデータを転送するときに、一度ETLツールを通り、ある形式に変換されたあと、データウェアハウスのような、共有されたデータベースに転送される、という仕組みです。このようなツールを使えば、大量のデータでも転送することができるため、とても便利です。

さらに他にも、EAIツール、というものがあります。EAIツールは、共有のデータベースを作ることなく、一対一でデータを送り合う、というものです。それなら、一般的な方法と変わらないじゃないか、と思われるかもしれませんが、EAIツールを使うと、ある場所から他の場所に送ったときに、他の場所で使いやすいような形式に、自動的に変更してくれるのです。つまり、それぞれが持っているデータを転送してくれるときに、それぞれに適した形式にしてくれるため、作業効率が上がるのに加えて、整理整頓もしやすいのです。ただし、他のツールに比べると、構築するのがそれなりに難しいですが、最近は構築を簡略化するようなツールも出てきているため、昔よりは簡単になった、と言えます。

しかし、そのようなデータ連携にも、いくつか問題点があります。まず、一対一のデータ連携は、端末が増えるごとに、システムが複雑になっていくため、構築が難しく、また不具合が起きたときに、修復するのが難しくなります。

また、しっかりと連携できているかを確認するのも難しいため、データ漏れが起きていても、気づきにくいことがあります。

しかし、そのような問題点を鑑みても、便利なツールであると言えるでしょう。

まとめ

うまくデータ連携をして、作業効率を上げましょう。