インドのパンのナンとは?インドでは主流のチャパティも解説

インドのパンのナンとは?インドでは主流のチャパティも解説

インドのパンと聞いたら、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?やはり、カレーと一緒に食べることの多い、ナンでしょうか?実は、インド現地の各家庭では、ナンをあまり食べることはありません。ここでは、ナンとはどういったパンなのか、そしてインドの各家庭で食べられることの多い、チャパティも紹介します。

インドのパンの代表であるナンとは?

インドカレーのお店で食べることの多い、ボリューム満点のナンですが、焼きたてのナンは表面がパリっとしていて、食感はモチモチで食欲がそそられますよね。

ナンはインドが発祥で、その周辺の国々でも親しまれています。

ナンの作り方ですが、材料は小麦粉、砂糖、塩、イーストなどが使われ、これらをしっかりとこねて発酵させ、できた生地を平らにし、タンドールとよばれるかまどの壁にペタッと貼り付けて焼いていきます。ナンは焼き始めると、短時間で焼き上がり、モチッとした食感と、表面はパリッとなります。

ナンは、インド現地でも家庭でよく食べられていると思われがちですが、実は家庭で作って食べることは稀です。その理由として、ナンを焼き上げるのに必要なタンドールが家庭には備わっていないケースがあるためです。

また、ナンを作る際に使う材料も、頻繁に食べるものとしてはあまり健康的ではないと考えられています。

インドの家庭でよく食べられるチャパティとは?

チャパティは、インドの各家庭でよく作って食べられているパンです。

チャパティは、全粒粉、水、塩などを元に生地を作り、薄く伸ばした後フライパンで焼き上げます。インドカレーとの相性がよく、カレーと一緒に食べられるケースも多いです。

なぜチャパティのほうがインドで親しまれているのかについてですが、やはりタンドールという大きな釜が不要だからという点です。またナンに使われる材料は、比較的高価であるため、日常的に食べるのには贅沢であるという考えも浸透しています。

チャパティは、比較的安価で手に入る全粒粉を使い、生地を発酵する必要もありません。焼き上げる際もフライパンを使うので、手軽に作って食べられるという点において、インド人に親しまれている所以だといえます。

まとめ

ここまで、ナンと、チャパティに焦点を当て解説しました。日本でインドカレーを食べると、どうしてもナンも一緒に食べるイメージが強いですが、インド現地では、実はチャパティの方が主流となっています。チャパティは簡単に作れるので、気になる方は是非家庭で作ってみてはいかがでしょうか?